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2017/02/16
冬の新日本プロレス札幌大会②
こんにちは。
プロレスの記事を作り始めたら、
筆が止まらない石川です。
↑ 僕は半分以上寝てたけどね。
前回の続きになりますが、
今回も長くなりそうなので、
早速本文の記事へ。
さてさてここからはタイトルマッチが続きます。
まずは『IWGPジュニアタッグ選手権試合』です。
(ちなみにプロレスで言うジュニアというのは、
体重が100キロ以下の選手のことを指します。)
チャンピオンのロッキー・ロメロ、バレッタ組に対するのは、
『鈴木軍』タイチ、TAKAみちのく組です。
タイチ選手は地元石狩市の出身で、
僕と同じ年の36歳。(タイチ選手は早生まれです。)
地元にもかかわらず、ヒール軍団『鈴木軍』ならではの
こずるい反則技や乱入等の悪行のせいで、
『タイチは帰れ!』コールを浴びてました・・・。
続いては僕の一押し、
後藤洋央紀選手がチャンピオンの
『NEVER無差別級選手権試合』です。
↑ 画面中央が後藤選手。挑戦者は
ジュース・ロビンソン選手。
ここ3年のプロレス観戦で毎年楽しみにしながらも、
披露されなかった後藤選手の必殺技
『昇天・改』が出るかが一番の楽しみでした。
さて今回はどうだったかというと・・・。
ちなみにこの『昇天・改』こんな感じの技です ↓
↑ ブレーンバスターの要領で抱え上げ・・・。
(ちなみにブレーンバスターは、このまま
後ろに倒れて相手にダメージを与えます。)
(プロレスファンには『このまま倒れたら
相手だけじゃなくて、自分も痛いよね?』
と言ってはいけません。)
↑ そこから前に戻すように勢いをつけて、
その勢いに合わせて、腕を巻き込み、
頭から落とす。という大技です。
今回も出ませんでした~。
かわり?に最近、後藤選手がフィニッシュに
愛用している『GTR』がさく裂し、王座防衛です。
↑ GTRはこんな感じで抱えて・・・。
↑ のど元に腕を振りおろし、自分の膝に
叩きつけます。首が・・・。
そしていよいよセミファイナル。
『IWGPタッグ選手権試合』です。
今回この試合は変わったルールが採用されてます。
3WAYマッチというルールで、
通常のタッグマッチは2人VS2人の4人ですが、
このルールは、3チームで6人が戦います。
↑ 大男達が6人も揃うと、リングが狭く見えます・・・。
自分のチーム以外の2チームは敵
という状況で、いずれかを3カウントかギブアップで
倒すと勝敗が決まります。
しかし勝敗を決めた2チーム以外のもう1チームは
決着がついた時点で負けになってしまいます。
ここがこのルールのミソです。
自分達は戦っていなくても、他のチームが
負けてしまわないようにアシストしたりと
通常の戦いよりも戦略が必要です。
現王者の矢野選手、石井選手組と
↑ 矢野選手おなじみのポーズです。
同王座前王者のスイーツ大好き真壁選手。
TVでもおなじみガラガラ声の本間選手組
『鈴木軍』のランス・アーチャー選手
デイビーボーイ・スミスジュニア選手組
(スミス選手のお父さんは往年の名レスラー
デイビーボーイスミス選手です。)
この3チームがベルトをかけて戦います。
この戦いは、現IWGPタッグチャンピオンの
矢野、石井組がこのルールの特徴を存分に生かし
一瞬のスキをついての勝利。
『敏腕プロデューサー』こと
矢野通選手の作戦勝ちでした。
さてもうすでに長くなってますが、
お待たせしました。メインイベントの
『IWGPヘビー級選手権試合』です!
もう少しお付き合い下さい。
3度目の防衛に挑むチャンピオン
オカダカズチカ選手に挑むのは、
『鈴木軍』大将の鈴木みのる選手です。
↑ ド派手な演出のオカダ選手。
↑ 対して怪しい雰囲気の鈴木選手・・・。
オカダ選手は、1月の2度目の防衛戦のあとに
鈴木軍に襲撃され、鈴木選手に失神させられる
という屈辱を味わっています。
そんな遺恨も残る中、試合開始。
オカダ選手は数日前にも鈴木軍の
襲撃によって、右ひざを痛めている状態です。
『世界一性格の悪い男』の異名を持つ
鈴木選手がその状況を生かさないはずはなく
オカダ選手の右ひざを徹底的に攻撃します。
元々は新日本プロレスに入門している鈴木選手ですが、
UWF、藤原組、パンクラスなどの団体
で活躍し、総合格闘技のような戦いもできる万能選手です。
オカダ選手の右足に狙いを絞り、鋭いキック、
4の字固めやアキレス腱固め、ヒールホールド、
など多彩な関節技で、ペースを握ります。
↑ アキレス健固めですが、よく見えませんね・・・。
オカダ選手もなんとかペースを引き戻そうと、
得意のドロップキックやエルボースマッシュで
反撃していきます。
↑ オカダ選手のドロップキックの高さは別格。
オカダ選手を見たのが、僕が再度プロレスを
見始めたキッカケです。
しかし鈴木軍のメンバーの乱入や、
場外でのラフファイトで、オカダ選手の
右ひざは限界が近づいてきます・・・。
観てる僕らもオカダ選手の膝が壊れてしまうのでは?
と思うくらいの徹底した足への攻撃にオカダ選手も
ギブアップ寸前。セコンドもタオルを用意してました。
↑ オカダがんばれ~!!!
しかしそこはチャンピオンの意地!
オカダ選手は決してギブアップしませんでした!
そして立った状態での張り手合戦。
それでも試合巧者の鈴木選手は一瞬の隙をつき、
必殺技のスリーパーホールド。そして
ゴッチ式パイルドライバーでフィニッシュを狙います。
しかしオカダ選手、パイルドライバーをなんとか
切り返し、逆に必殺技の
『レインメーカー』がさく裂!!!
ちなみにレインメーカーはこんな技です。 ↓↓↓
↑ 腕をつかんでバックをとり・・・。
↑ 腕を引きながら、こちらを向いたところに
ショートレンジラリアートを決めます。
ようやくオカダ選手のペースで、
会場も大盛り上がり。
大オカダコールです!!!
そして両者フラフラになりながらの
張り手合戦。オカダ選手はここでも鈴木選手の
腕を離さず、そのままジャーマンスープレックス!
↑ ジャーマンスープレックスです。
オカダ選手はとてもきれいなブリッジです。
オカダ選手はフォールに行かず
ここからさらに鈴木選手の体を離さず、
立ち上がらせ、再度必殺の『レインメーカー』
40分を越える大熱戦についに
決着がつきました。
いや~熱くなりましたね。
↑ オカダ選手の勝利後の演出です。
必殺技と同じく、オカダ選手の異名も
『レインメーカー』です。
※ 新日本にカネの雨を降らせる逸材
素晴らしい試合でした。
そして対戦相手の鈴木選手あっての
プロレスらしい試合です。
オカダ選手は本当に強いチャンピオンですが、
そのチャンピオンの強さをさらに引き出す
鈴木選手の戦いぶり。さすがです。
そんなこんなで、2回に渡って
メチャクチャ長くなりましたが、
何とか終わりました。
プロレスに興味のない方は申し訳ありませんでした。
ですが今度の夏の大会も
ますます楽しみな石川でした。