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2017/11/13
ミニバス 秋季大会
こんにちは。
先日、ミニバスの公式戦
『秋季大会』で指揮をとった石川です。
今回は久しぶりの公式戦で、6年生にとっては
最後の公式戦です。そしてこの大会は
春の全国大会までつながる大事な大会なんです。
我がチームはキャプテンが唯一の6年生で、
1年間大変な役目を本当に頑張ってくれました。
何とか勝たせてあげたい気持ちでいっぱいです。
↑ 任せろ
しかし以前のブログで紹介しましたが、
大会の2週間ほど前に主力の子がけが・・・。
結局その子は、大会には間に合いませんでした。
しかも1週間前と3日前に、出場予定の2人が
インフルエンザが発症。出場するメインの
10人のうち3人を欠いて大会を迎えました。
ただでさえ苦しいチーム事情に、さらに
欠員がでたのには、本当に困りました。
直前までメンバーを決められませんでした。
そんなこんなで迎えた試合当日。
戦う相手は前回の大会で
17点差で負けてる相手です。
前回の大会から約1か月、リベンジするために
対策を練って練習してきました。その練習の成果を
出せれば勝てない相手ではありません。
今回は負けたら終わりのトーナメント戦。
何とか勝って目標の3位を目指します。
さあ試合開始です
↑ このメンバーでの円陣もこの大会が最後かな。
今回も作戦は前回の大会と同じで
『先行逃げ切り作戦』ですが、今回は
さらに『ディレイド(ディレイ)オフェンス』
という作戦も取り入れました。
『ディレイドオフェンス』は時間を多く使って
ゆっくり攻める作戦です。相手の攻撃回数を
減らし、ロースコアに持ち込むのが目的です。
そんな作戦の第1Q。我がチームはキャプテンの
冷静なボール運びと、背が大きい子を使い
高さをいかしたプレイで攻めます。
しかし大きい子は徹底したマークにあい、ボールに
触らせてもらえません。キャプテンも思うように
攻められず、噛み合いません・・・。
対照的に相手は、前回も一人で28点もとられた
エースの子がこの日も好調。最初の1Qですでに
10点も取られ、スコアは13対1です・・・。
先行逃げ切り作戦はいきなり失敗。
リードされては、ゆっくり攻める
ディレイドオフェンスでは追いつけなくなります。
ここで2Q目からは作戦変更。
DFをしっかりがんばる(これはいつも同じですが)
チャンスがあれば『素早く攻める作戦』です。
この2Q目は我が家の長男が、PGとして
チームを引っ張ります。主力の欠場で、
試合に初めて出場する3年生もここで登場です。
相手チームの主力の子は5,6年生なので、
3年生は体格的にも技術的にも厳しい・・・。
しかし3年生!予想以上のがんばりでした。
2Q開始早々、DFを引き付けた5年生が、3年生にパス。
このパスを受けた3年生は迷わずシュート!!!
これがスパッときれいに決まりました。
これにはベンチも観客席も盛り上がりました。
緊張気味だった3年生も、迷いがなくなったのか、
続くDFも、相手の主力に必死に食らいつきます。
しかしせっかくDFをがんばっても、課題の
リバウンドが全然取れません・・・。
こぼれ球を相手に支配され、このQは8対5。
↑ 別の試合の写真ですが、
『THEリバウンドが取れない様子』です。
全員、棒立ちでボォーッとボールを見てます・・・。
これでは取れません。
前半を終わって、21対6。15点のビハインドと
苦しい展開です。ベストメンバーで臨む
後半戦で巻き返しを計ります。
展開が早く、流れが変わりやすいバスケットでは、
少し流れがくれば、15点差はまだわかりません。
キャプテンを中心に全力で戦います。
しかし後半戦も相手はゴールに対する
執着心が強く、我がチームのDFの一瞬の
スキをついてゴールにつなげます。
こちらも6年生のキャプテンの1対1を中心に
得点を重ねます。しかし相変わらずリバウンドが
取れず、点差は縮まりません・・・。
むしろこのQも13対9とさらにリードを
広げられ、最終Qに臨みます。19点差を
ここから逆転するのは正直厳しいです。
しかし後は、6年生が最後を悔いなく
終われるか。5年以下は、次の自分達の代へ
どうつなげるのか、大事な6分です。
そんな最終Q。ここでの6年生の活躍は
今までで一番でした。
OF,DF共にキャプテンにふさわしいがんばりです。
素晴らしい頑張りをもっと見ていたかったですが、
負けてる時の時間が経つのはあっという間です。
しかしこのQは互角。8対8でした。
結局、最終スコアは42対23と
前回より、差を広げられての敗戦です。
2,3,4Qはいい勝負だった分、
最初の1Qでのビハインドが悔やまれます。
しかし完敗は完敗。相手の方がもっと
がんばったというだけの話です。
ウチの子供達も僕も反省点だらけです。
ですが、6年生のキャプテンは
『負けたのは悔しかったけど、今までで
一番得点できたし、悔いはないです』
と胸を張ってくれました。
↑ それでも試合後は、長男を含めてキャプテンと
主力の子は悔し涙でクシャクシャです。
たった一人の6年生でキャプテンとして、
言う事を聞かない後輩達をしっかりまとめ、
1年間本当にがんばってくれました。
試合後には試合を見てた他のチームの
指導者の方々からも『はると(キャプテンの子です。)
本当にがんばったね。惜しかった。』と
声をかけていただけました。
僕がコーチになって、最初のキャプテンの彼は、
礼儀正しく、まじめで、歴代のキャプテンの中でも
一番です。本当にたくましくなりました。
彼のバスケット人生はまだ始まったばかり。最近は
早速、中学校用のボールを買い、中学に向けて
前向きに練習を始めてる姿に改めて感心してます。
そしてチームはすでに新体制で始動しています。
僕がコーチは変わりませんが、新キャプテン
副キャプテンを中心に次の大会にむけて練習中です。
すっかり熱くなって長くなってしまったので、
今回はここまで。新体制の件などは、
また次回お話しますね。