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2018/05/20
ミニバス 春季大会
こんにちは。
先日、ミニバスの公式戦
『春季大会』の指揮をとった石川です。
↑ 『絶対優勝するぞオウ』
優勝目前で悔しい思いをし、
3位という結果だった、
前回の新人戦以来、久しぶりの公式戦です。
前回3位ということもあり、今回の
トーナメントはシードで、
初戦は、前回も大勝しているチビッ子チーム。
全市大会がかかった次戦は、
前回の新人戦で初めて勝利した相手の予定です。
ですが、相手も初戦に勝利しないと、
ウチとの戦いには進めません。
前回、目前で優勝を逃した子供達は、今回の大会は
『全勝で優勝し、全市大会へ行く』
という目標で、ずっとがんばってきました。
さあ、子供達の成長は見られたのか?
久しぶりにミニバスの記事です。
さて我がチームの初戦は、
主力は温存し、他のメンバーに
経験を積ませる作戦です。
相手チームは3,4年生が中心のチーム。
ここはウチも4,5年生の下級生を中心に
普段控えの子達にがんばってもらいます。
↑ 試合前のウォーミングアップの様子。
ここでどのチームよりも大きな声を出し、
勢いをつけて試合に臨みます。
さあ今大会の初戦、試合開始です。
立ち上がりからやはり、相手はボールを
運ぶこともままならない状況です。
全員がDFでプレッシャーをかけ、速攻。
しかし、ウチ期待の4年生達は緊張のためか、
ボールをキャッチできません・・・。
そこは先輩の6年生達がフォロー。
全員でしっかり攻め、1Qは26対0。
今回もおそらく大勝です。
続く2Qも全員が得点し、特に危なげない展開。
そして3Qは、ベストメンバーの試運転。
1点も取られず、大差で最終Qへ。
↑ 4,5年生もナイスDF。
最終Qは4,5年生で固めたメンバー。
最後まで、全員で一生懸命がんばって、
86対0で初戦突破です。
ここまでは予定通り。問題は次です。
対戦相手は、前回の練習大会でも
3点差で負けてしまっていて、僕が指導を
始めて以来、対戦成績は1勝5敗。
成績だけ見ると相手が圧倒的に有利ですが、
今のチームは、ウチの方が
高さ、スピード、選手層と
ほとんどの面で上回ってるんです。
しかも相手は初戦に全力を尽くし、
苦しみながら、勝ちあがってきたため
体力も消耗してます。
とにかく、この試合に勝たなければ、
優勝はもちろん全市大会への出場も
閉ざされます・・・。何が何でも
勝たなければならない戦いです。
大会前にも子供達には、
『まずはこの試合に全てをかけよう』と
話し、できる限りの対策はしてきました。
さあ大事な決戦、試合開始です。
いつも先行逃げ切り作戦の我がチーム、
しかし、このチームとの前回の試合は、
1Qで大量リードしながらも、後半で逆転負け。
↑ 試合開始のジャンプボール。
我がチームは白のユニフォーム。
ですが、今回も先行逃げ切り作戦は
変わりません。しかしさすがに公式戦。
お互い必死のDFで、簡単に相手にプレイさせません。
しかし我がチームは高さ、スピードを
存分に生かし得点を重ね、このQは
予定通り、10対6と4点リードです。
もっとリードしたかったですが、そう簡単には
いきません。しかも点数ではリードしましたが、
相手のエース⑦をマークしているウチのエースの
R君がこのQだけで、ファールを3つ
してしまいました・・・。
↑ ナイスDFなんですが、
体が接触してはファールです。
バスケットは1試合でファールを5つしてしまうと
退場になり、その試合はもう出場できません。
ファールが3つになると、退場の恐怖から
積極的なプレイがしにくくなります。
去年の冬も、このチームと戦った際は、
エースのR君が早い時点で5ファールで
退場してしまい、大差で敗れています。
このチームに勝つにはOFでもDFでも
R君の力なくしては考えられません・・・。
点差だけ見ればリードしてますが、
正直、苦しい展開です。
続く2Qはキャプテンの長男が登場。
相手は5年生が中心ですが、この子達も
なかなか手強い。6年生の意地を見せてくれ。
しかしそんな2Qは、ウチの選手たちが
全く集中してません。OFとDFの切り替えが
遅く、いいように速攻を出されます。
↑ DFへの切り替えが遅く、相手に速攻を
出され、後ろから追いかけてます・・・。
そんな状況がしばらく続き、1Qのリードを
あっという間にひっくり返されます。
ここはタイムをとって立て直します。
この時の僕の怒りは、今までで
1,2を争うくらいでした。
『試合に出て、プレイに集中しないで
何やってんだ』
試合に出れないで、悔しい想いをしてる子が何人も
いるのに、出場した選手が必死じゃないというのは
僕が一番嫌いなパターンです。
しかしミニバスのルールは、怪我をした時以外の
選手交代は4Qにしかできないんです。
1,2,3Qは、どんなにパッとしなくても、
最初に選んだメンバーにがんばってもらう
以外ないんです。
喝を入れたタイム明け、何とか立ち直りました。
長男の速攻やムードメーカーのR君の積極的な
攻撃で、このQは何とか10対14。
前半戦は20対20の同点で後半戦を迎えます。
そしてベストメンバーで臨む後半戦。
ファール3つのR君に代わって、相手のエース⑦の
マークは長男に託します。
↑ 長男の気合の入ったDF。親バカ。
エースのR君のDF力は我がチーム1ですが、
長男のDF力もそれに等しいものがあります。
とにかく相手のエースの⑦の子を
止めなくては、この試合は勝てません。
そんな3Qは両チームのDFは良かったです。
そしてリバウンドやルーズボールなどに
お互い激しく飛び込む、小学生らしいプレイが
見れました。
↑ 大きい子同士のボールの奪いあい。
そして長男も周りのカバーにも助けられ、
相手のエースを2点に抑えました。
このQは全く互角の6対6。26対26、
振り出しのまま、いよいよ最終Qです。
しかし点数は互角でしたが、この3Qで
我がチームに有利な点が。
ウチのエースのR君は、このQはファールをせず
ファールの数は3つのまま。
対する相手は、大黒柱の一番大きい子(161センチ)が
3Qまでにファールを4つしてしまっています。
彼が退場しては、ウチの大黒柱(166センチのC君)を
抑える選手がいなくなります。
当然最終Qは、もうファールができず積極的なDFが
できない彼のところで、ウチのC君が真っ向勝負です。
最終Qも前半は取って、取られてのシーソーゲーム。
指揮をしている僕も、本当に胃が痛いし、
気持ち悪いし、接戦は体に悪いです。
しかし、お互いにここは我慢です。
ですが、最終Qの半分が過ぎた頃、
ついにそれは起きました。
ウチのエースのR君が素晴らしいスピードで
突っ込んだ攻撃に対し、相手の大黒柱の子が
5つ目のファール。
一番大きい子が退場です。
↑ 必死に守ろうとすればファールにもなります。
積極的に攻めるのが重要なんです。
これは大チャンス。相手は161センチの
この子がDFやリバウンドの中心です。
彼がいなければ、我がチームのC君を
まともにおさえられる子は、他にいません。
ここがこの試合、最大の勝負どころです。
高さの差を生かし、ゴールに近い場所で勝負です。
ですが、うちの選手たちは冷静でした。
高さが有利だからといって、大黒柱のC君での
攻め一辺倒ではなく、警戒されてるC君からの
パスなど、全員が能力を発揮し、
リードを広げます。
↑ C君が自分が相手を引き付けてパス。
周りがよく見えるようになってきました。
そしてDFでも、高さを欠いた相手はエースの⑦が
頼りですが、マークしてる長男を含め全員が
集中しました。ウチの高さはDFでも有利です。
長男が抜かれても、中で大きい子が待ち構えてるので、
相手は簡単にシュートできません。
OFもDFも機能し、終了間際にはウチの
リードは6点に広がっていました。
↑ 大詰めの試合終盤は、ワンプレイごとに
大盛り上がり。ベンチメンバーも
飛び上がって喜んでいます。
しかし6点程度のリードは、本当に試合終了のブザーが
鳴るまで、安心はできません。相手も何とか
逆転しようと必死のDFで、ボールを奪いにきます。
いつもならここで慌てて、ボールをこぼしたり、
苦し紛れのパスをカットされるという事が
多いですが、子供達は成長しました。
↑ 課題だったフリースローも、まあまあの確率で
入りました。練習の成果です。
ボールをもらった選手は、まわりをしっかり見て、
慌てずボールを回します。2人、3人がかりで
来られても冷静でした。タイマーを見て、
残り時間を確認する余裕もありました。
そして6点リードのまま、ついに試合終了。
最終スコアは36対30でした。
本当に苦しい試合でしたが、子供達は
本当に最後までがんばりました。
これでこのブロックでの1位が確定し、
何と『全市大会』への
切符を手にしました。
しかし目標はここで終わりではありません。
翌日は、ウチを含めた各ブロック1位のチーム
3チームで、順位を決める決勝リーグです。
ここでの順位は、全市大会の組み合わせにも
影響するので、とても大事な戦いです。
久しぶりの試合の記事で、気持ちがのってしまい、
すっかり長くなってしまいました・・・。
決勝リーグの様子は、次回に続きます。